ストレス解消の基本は、体の外へ「出す」こと
溜まったモヤモヤは何らかの形で外に出すことが、スッキリさせる解消法の基本です。
派遣という立場だからこそ言葉に出せず、溜まってしまったストレスは、体の外へ「出す」ことで解消してみましょう。
・汗を出す
運動で汗を出すと気分がスッキリします。体を動かすことで脳の活性化も促されるといわれていますし、健康維持にも良いので、おすすめです。
・涙を出す
映画やドラマ、小説などに触れ涙を出すと、副交感神経が優位になり、心の緊張がほぐれるといわれています。心に響く物語やアートに触れてみましょう。
・声を出す
カラオケで大きな声で歌うなど、しっかり声を出すと不快な気分も吹き飛びます。おなかの底から声を出してみましょう。
・深呼吸で出す
ゆっくりと深い呼吸を心掛け、息を長く吐くと気持ちが落ち着きます。背筋をのばし、おなかを静かにふくらませて息を入れ、少しずつ吹くように吐き出してみましょう。
オフィスで使えるストレス解消法
日中を長く過ごす派遣先のオフィスの中でも、こまめにストレスを発散させましょう。
・ストレッチ
パソコン作業の派遣業務を続けている人は、首や肩の凝りをとるストレッチがおすすめです。座ったままでもできるストレッチもたくさんありますから、少しずつ取り入れていくとよいでしょう。
全身の筋肉をほぐすことで血行が良くなり、リラックスできます。
・ガムを噛む
睡眠や精神の安定に影響を与えるとされる神経伝達物質のひとつ「セロトニン」が不足すると、悲観的な考えや不安、苛立ちが増えるといわれています。
このセロトニンは、しっかり噛むことで分泌されやすくなるため、落ち着きたいときや集中したいときは、よく噛んで食べることを心がけましょう。また、仕事の合間にガムを噛むのもおすすめです。
・ハーブを活用する
疲れやイライラを癒してくれるハーブを活用してみましょう。アロマをオフィスに持ち込むのは難しいかもしれませんが、ハーブティの香りなら手軽に試せます。
すっきりするミントやレモングラス、落ち着いた香りのカモミールやオレンジピールなど、好みのハーブティをゆっくり体に入れて落ち着きましょう。
辛いストレスには発想の転換で対応を
ちょっとした解消法では解決しないレベルの辛いストレスに悩んでいる場合は、発想の転換も必要です。
・目的に集中する
派遣先の人間関係がストレスになっている場合は、割り切って本来の作業に集中してみましょう。
仕事をこなすという本来の目的に意識を集中させることにより、自然体で行動を起こしやすくなります。また、周囲との人間関係を必要最小限にするうちに、ちょうどよい距離がはかれるようになる場合もあります。
・期限を決める
辛い期間がいつまで続くのか不明だと、不安が募ってしまいます。このため、自分で期限を切ってしまう方法も効果があります。
あまりに辛いときは、この派遣は年末まで、次の更新までと、自分の中で期限を決めてみましょう。
自分でコントロールできる範囲があることで気持ちが落ちつき、もう少し踏ん張ってみようと前向きになれる可能性もあります。
・味方を増やす
派遣先に苦手な人がいてストレスになっている場合は、自分の味方や相談者を増やすと効果的です。
自分の気持ちや考えに理解をもち、立場を認めてくれる人がいるだけで、苦手な人の苦手な言動も受け流しやすくなるものです。
・プラス思考に切り替える
苦手な人、嫌な人からどうしても逃れられないなら、いっそのことその人の言動をプラス思考の評価に切り替えるフレームワークの転換も有効です。
例えば神経質な人の小言がストレスになっているなら、「細かいところまで気付いて指摘してくれる人」と感謝してみる、指示や介入が多いと嫌気が差しているなら、「面倒見が良い人」とプラスにとらえてみることで、苦手な人の別の側面が見えてくるかもしれません。
派遣での仕事を長く続けるためには、ストレスと上手につきあっていくことが大切です。
ぜひ自分に合ったストレス解消法を見つけて、毎日を清々しく過ごしましょう。